FMラジオから流れてきたこの曲を聴いて、当時はワムなんて知らなかったので、
ブルー・アイド・ソウル系の、無茶うまなシンガーだと衝撃を受けた記憶があります。
特に、最後の「サムバディ・テル・ミー🎵」のくだりは聴かせどころです。
ファルセット・ボイスを使ってのシャウトはソウルフルで、いま聴いても心震えるものがあります。
ここのサビの部分の歌詞がすごいんです。和訳すると次の通り。
誰か教えてよ。
どうして僕は君のために、こんなに一生懸命はたらくのだろう。
どうして僕は君のために、こんなに一生懸命はたらくのだろう。
それはお金のため、君にあげるお金のためなんだ。
バブル期の「ミツグくん」みたい。こんな歌詞だから、そりゃ魂がこもるよね。
当時は、この歌が聴きたくて、実際にワムのアルバム「メイク・イット・ビッグ」を買いました。
1984年リリースのセカンドアルバム。
このアルバムでワムの人気が決定的になったと言っていいでしょう。
アルバムは米英で1位を獲得。
さらに、収録されている4曲のシングルが米英で1位を記録するなど、キャリアの絶頂期を迎えていた頃の作品です。
ちなみに4曲とは、前述の「エヴリシング~」のほか、「ウェイク・ミー・アップ・ビフォー・ユー・ゴー・ゴー」、「フリーダム」に「ケアレス・ウイスパー」。
いずれも強力なヒット・チューンです。
「メイク・イット・ビッグ」がベストアルバムとすれば、個人的なベストソングは、やっぱりソロの「フェイス」です。
前奏の、ジャッ!ジャッ!ジャッ!って刻まれるアコースティック・ギターの生音。
一度聞いたら忘れられない。イントロ・クイズがあったら間違えない。
一度聞いたら忘れられない。イントロ・クイズがあったら間違えない。
ユーロ・ビートとは完全に縁を切って、ソロ・シンガーとして力強い一歩を踏み出した曲だと思います。
今なお色褪せない、そのメロデイと歌声。そしてセクシーで格好いいミュージック・ビデオ。
彼の早すぎる死を悼まざるをえません。
ありがとう、ジョージ・マイケル!
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