橋場不動尊と石浜神社をお詣りした後、次の神社まで、ここからまた歩きます。

この七福神めぐり、だいたい2社が近接しているのですが、その2社と別の2社の間が結構、離れてるんですよね。
まあ、そこが街あるきの楽しみなんでしょうが。

歩いて30分ほどかかったでしょうか。ようやく着きました、吉原神社。
ここは、七福神のなかで唯一の女神である弁財天を祀っています。
吉原は、言わずと知れた江戸幕府公認の遊郭であり、最初は人形町あたりにあったのが、この千束に移リ新吉原と言われるようになりました。

女子の神様の割にはひっそりした佇まいだなと思ってたら、少し離れたところに吉原弁財天という、ちょっと派手めな神社がありました。
この吉原神社は、かつて吉原遊郭にお祀りされていた5つの稲荷神社とこの吉原弁財天を合祀した神社だそうです。

こちらは、さすが女神! というように、カラフルな文様で飾られています。
江戸吉原という場所柄、いろいろな女性の願いを聞いてきたのでしょう。
その多くが叶えられているといいなと、江戸の昔に想いを馳せる、そんなやさしい空間でした。

この吉原神社にも増して華やかなのが、歩いて5分ほどのところにある、鷲神社です。

まずは、荘厳な鳥居、そして色鮮やかな大熊手に圧倒されます。

ここは寿老人を祀っています。ちなみに石浜神社が祀るのは寿老「神」。実際は同じ神様で名前が違うだけのようです。

ここは、鷲(わし)神社の名前からか、「鳥の社(とりのやしろ)」と呼ばれていたそうです。今も「おとりさま」と呼ばれているみたいですね。
来年は酉年ということで、少し気合いが入ってるように感じました。

酉の市の発祥の地とも云われています。

樋口一葉の「たけくらべ」や正岡子規の俳句など、遠くの文学作品に、酉の市の賑わいが描かれています。
そんなゆかりもあって、境内には、樋口一葉の文学碑や正岡子規の俳句碑がありました。

本殿には、名物の「なでおかめ」があります。

おでこをなでれば賢くなり、
目をなでれば先見の明が効き、
鼻をなでれば金運がつく。
むかって右の頬をなでれば恋愛成就、
左の頬をなでれば健康に、
口をなでれば災いを防ぎ、
顎から時計回りになでれば物事が丸く収まると云われています。

ひと通り全部なでました。欲張りすぎ?

浅草七福神めぐり、今回は方角にして北西エリア、千束にある2社をめぐりました。
江戸の賑わいを今に伝える、彩りのある2つの神社でした。
ありがとうございました、弁財天さま、寿老人さま!