今回の街あるきの行き先は、台東区は東上野にある下谷神社です。

浅草七福神めぐりで、すっかり御朱印に「夢中」になってしまった私。
そのときにいただいた「台東区神社マップ」のなかから、ここ「下谷神社」に参った次第です。
ちなみに、下谷は「したや」と読みます。


このマップに記載されている「下谷神社」の紹介コメントが次のとおり。

「奈良時代に創建された東京で最も古いお稲荷様。
 拝殿の天井絵は横山大観画伯の力作である。」

ねっ、行きたくなるでしょ?

さて、いつものごとく駅からぶらり歩いていくと、突然ビルの間に立派な鳥居が!
ビルが先なのか、鳥居が先に建てられたのか分かりませんが、ちょっと近すぎませんか?



心配して、近づいて見てみると、ぎりぎりセーフ。ビルと鳥居の間に、ちょっぴり隙間がありました。
地震とかあったらちょっと心配ですけど。。。


それでは鳥居をくぐって社殿へ向かいます。
本殿の左手に、下谷神社の末社「隆栄稲荷神社」がありました。
色あざやかな鳥居がきれいですね。

   

脇には、岩山に鎮座する、お稲荷様の使いと思しききつねたち。
なにか訴えかけてくるような神々しさ。まさにパワースポットですね。


隆栄稲荷神社をお参りした後に、本殿に向かいます。
こちらもとても立派な建物でした。都内で最も古い「お稲荷様」で、大年神(オオトシノカミ)と日本武尊(ヤマトタケルノミコト)をお祀りしています。



歴史好きの方々の琴線に触れそうな話しとしては、藤原秀郷(俵藤太(たわらのとうた)で知っている人もいるかも)が、平将門討伐に向かうときに追討成就の祈願をした神社。
その後、見事に討伐を果たした秀郷が、報恩として社殿を新たに造営したということです。

もちろん、その後、関東大震災等で改築をされていますから、その当時のままというわけにはいかないですが、奈良・平安の御世に思いが飛びます。浪漫飛行ですね。



社務所におことわりすれば、社殿のなかに入れます。
そこにあるのは、横山大観画伯の天井絵、「龍」。
この迫力は一見の価値あり!いまにも天井から飛び出そうに描かれたダイナミックな龍。その眼、その爪、その姿に圧倒されます。
ちなみに、大観画伯は、この絵を書いた御代をそっくり奉納して、「こんなお金持ってこなくていいから、もっと大勢で両手に酒ぶら下げて来い!」と言われたそう。豪気ですね!

…ということで、今回もいただきました、御朱印!
いつも思うのですが、この御朱印自体にパワーを感じるんですよね。
たぶん、それぞれの神社・寺院に深く刻まれた歴史や由緒が少なからず力を与えてくれているのでしょう。
ありがとうございます、下谷神社さま。

   
最寄の駅は、東京メトロ「稲荷町」。もちろん、駅名は、この下谷神社に由来します。
すてきな街あるきを楽しめますよ。貴方も浪漫飛行してみませんか?




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